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受験するメリット

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経済学検定試験(ERE)の意義と活用法

慶應義塾大学商学部 教授 大東一郎

経済学検定試験(ERE)は経済学の実力を的確に測る手段

経済学検定試験(ERE)は、国際標準となっている経済学の基礎知識の習得度と現実経済への応用能力を判定する試験として、2002年から全国規模で、主に経済学部や社会科学系学部の学生を対象に実施されてきました。

経済学は、より良いビジネスのヒントや経済政策の目的・影響についての正しい理解など、わたしたちが社会生活を営む上で有益な多くの洞察を与えてくれます。EREの最大の特長は、こうした経済学の正統的な理解を問う設問が毎回バランスよく出題され、高成績を目指して勉強することで経済学の真の実力が身につくことにあると思います。

国際的な評価も高まるERE試験

それを反映して、日本の大学では、EREの成績を学部の単位認定や大学院入試での専門科目免除要件とするなど、広く活用されており、学生たちが自主的に経済学の勉強に打ち込むきっかけにもなっています。また、近年では、留学生の受験も増え、国際的な評価も高まってきました。

「継続受験」で、自己成長の証明手段として活用を!

大学生がERE受験を将来に活かすには、「継続受験」して成績の向上記録を残していくのがよいと思います。EREは毎回の出題レベルが安定しており、判定が得点・ランクとして出されますので、成績向上の記録は、学生が「自分で自分を教育する(将来的に成長できる)能力の高い人材である」ことを客観的に証明する材料となりえます。2~3年間の継続受験で、年2回受験すれば4~6回分の成績が出ますから、就職活動でも効果的なアピール材料になるでしょう。もちろん、国家・地方公務員試験、公認会計士・証券アナリストなどの資格試験とも重複する内容が多く、プレテストとしても活用できます。

実社会での活躍の場としての証明依頼も

職業をもつ社会人の場合にも、ERE受験がキャリアアップに役立つと思われるケースが見られています。金融機関の企業審査担当者、シンクタンク職員、民間企業から官庁への出向者等から、経済学と現実経済のより高度な理解力の証としてEREの成績証明書の発行依頼が寄せられることもあります。

CBT方式による出題でより利便性が向上

ERE試験の受験機会の増加希望に対応するため、2019年5月から、全国約150のPC設置会場(テストセンター)で希望する日程・時間に受験できるようCBT方式による試験に移行しました。また、PC設備のある大学では、「認定委託会場」として、授業時間帯等に「EREミクロ・マクロ」試験を実施・受験することもできます。これまで受験会場に行きにくかった地域の人たちも、より受験しやすくなるでしょう。
「EREミクロ・マクロ」試験が1人でも多くの人たちの人生に役立つよう、積極的に活用されることを期待しています。

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